「かわいい」の差
先日、ロシア街「雅宝路」の角にあるスーパーで、こんなチョコレートのシリーズを発見。
あ、「かわいい!」と言って、つい買い物かごへ。
すると横で相棒が、
「ええ、この顔、怖いよ〜『恐怖(コンブー)』だ」
と言う。
確かにちょっとリアルだけど、やっぱかわいいよ!と私は押し切ってレジへ。
その後で議論開始。
「ねえ、中国の年画の赤ちゃん顔だって、見ようによってはちょっと怖いし、そういう反応をする日本人の友達もいるけど、あれはやっぱりかわいいと思うの?」
すると相棒は、
「うん、年画の赤ちゃんはかわいい」
と答える。
こちらが今年の頭、二人で「かわいいね」と言って買った年画。
こういう時、美意識って何だろう、と思ってしまう。
とりあえず、自分は中国でもロシアでも「かわいいもの」が見つけやすい幸せなタイプだと思ったけれど、
どの文化にもいえることだが、つくづくロシア人や中国人が「かわいいもの」として売っているからといって、安易にお土産にしてはいけないな、と思う。
ましてや彼らから「かわいい」とほめられたからといって、安心してはいけない。
ていうか、そんな心配をする必要はもうないか……。