北京・胡同逍遥

北京、胡同で暮らした十数年間の雑記 by 多田麻美/ Asami Tada

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

元気をもらったインタビュー 蓬蒿劇場 梁丹丹さんの活躍

あまりの仕事の集中ぶりのため、更新が遅れていて申し訳ありません。たまに、インタビューの相手から、とてつもないエネルギーをいただくことがあります。北京の演劇関係者なら知らぬ者はいない蓬蒿劇場。巨大なプレッシャーの下でその劇場を支えている梁丹…

新刊書「それでも私たちが 中国に住む理由」予約開始

筆者も寄稿させていただいた本が、8月30日に発売されることになりました。 電子書籍だと聞いていましたが、紙の本も先行して出ることになったようです。まだ筆者も手にとってはいませんが、すでにアマゾンで予約開始。 筆者のよく利用する「丸善&ジュンク堂…

小さな策士

近所に住む幼稚園児のリャンリャン(仮名)は、時々「お気に入り」を私に見せてくれる。たいていはどこかからもらってきた「お古」だったりするけど、子供のいない私には新鮮。ある日、リャンリャンはいろんな絵柄の横にそれぞれボタンが並んだ英語学習用マ…

胡同はやっぱり「森」だった

常々、歴史ある胡同はどこか森のようだ、と感じていて、近々発売されるはずの文集の中でも、「胡同の夜明けは森林の夜明けのようだ」という意味の言葉を書いたのだけれど、これまでそれはどこか直感に近いものだった。でも、今回、藤森照信氏のインタビュー…

相棒のいない間に……

ちょっと一息つける時期を経て、仕事はまた缶詰期間に突入。新しい壁ごえサービスに入ったので、ネットで見られる情報が多くなったのはありがたい。今度のサービスは相棒と二人で一本なので、ネットサーフィンできる時間は基本的に1/2なのだけれど、今は「…

artscape FOCUS 8月1日号

裸で走ることは中国語で「裸奔(ルオベン)」。 今年の春、窅檳源(リー・ビンユアン)によって、ネット上でふたたび盛り上がった言葉です。アーティストが夜の街を裸で駆け抜ける、というなんだか印象に残る事件だったので、 そんな彼の「行為」をイントロ…