北京・胡同逍遥

北京、胡同で暮らした十数年間の雑記 by 多田麻美/ Asami Tada

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

八大胡同の諸相

前々から気になっていながら、なかなか手がつけられずにいたテーマ、それは北京の色町について。 ほんとうに奥が深いので、極めることなど、もとから無理ですが、今回、私なりにある程度まとめてみました。http://www.shukousha.com/column/tada/2344/東京で…

「私のかわいそうなマラート」

明日28日が最終日なので、ざっとですが、友人が監督を務めたお芝居「私のかわいそうなマラート」のご紹介です。若手の演劇関係者にありがちな「無理な背伸び」がなく、でも青臭くもない。分かりやすい内容なのに、脚本選びや舞台美術、演出にはそれぞれ、か…

味噌汁の具

同じ海外に住んでいる人でも、夫婦ともに日本人だとこういうことはないのかもしれないが、 我が家のように国際結婚だと、どうしても日々の食卓から日本食がフェイドアウト。それでも滞在が数年なら構わないが、うちのように十年を超えると、努力して日本食を…

集広舎コラム「歴史を変えた妓女、賽金花と小鳳仙」および「昆虫」

ここ最近、ずっとブログが開けなかったので、今、ほんとうに嬉しい。理由は不明。 数日前など、絶望のあまり、中国語のブログさえ開設してしまった。http://blog.sina.com.cn/u/2779819933せっかく中国にいるので、こちらもたまに更新しようと思う。 写真を…

チェコ映画、「Alois Nebel」と意外な幕間

先日、チェコ映画祭で、どうしても観ておきたい映画があったので、ある小劇場に行った。だが、行ってみると、上映されるのは劇場ではなく、その横の喫茶店内にあるサロン的スペース。椅子も7つくらいしか並んでいない。四合院を改造したこじんまりとしたア…

家が幼稚園に大変身!

近所の人のことをネタにするのはあまり良くないと思い、避けてはいるのだが、 実は私の隣人たちは個性豊かな面々。ちょっとした小社会だ。ある日、蚊除けの暖簾をくぐって、近所の子が遊びに来た。 さあ、遊ぼう、といっても、我が家には彼女が遊べそうなの…