北京・胡同逍遥

北京、胡同で暮らした十数年間の雑記 by 多田麻美/ Asami Tada

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

かばん城と黄暁明

先日、取材で河北省の白溝に出かけた時のこと。 巨大なかばん城(かばん卸売市場)があることで知られるこの土地で、ちょっと意外だったのは、 街中に「彼」がいたこと。ちょっと前に人気が出始めたイケメン俳優、黄暁明。 今はかばん城のイメージキャラクタ…

ハルビンの街並みと幌子

この夏訪れたハルビンは、 眠りかけていたロシア熱を呼び覚まされたり、 ボロボロだけれど何かいろんな物語を秘めていそうな、趣きたっぷりの建物に魅せられたり、 さらにはその今後の運命に気をもんだりと、 いろんな気持ちや考えが次から次へと押し寄せて…

改造バイク、絶好調

胡同の散策を含め、北京での移動の大部分は、いつも相棒に改造してもらったバイクが頼みなのですが、 先日、そのニューバージョンが完成。 (写真/張全) 昨日、胡同会の活動で訪れた張家口でも大活躍しました。松葉づえを使って街を移動していると、自分に対…

9日に講演、テーマは大雑院

もっと早くお知らせすべきでしたが、実は今、 2014北京ONE国際パフォーマンスウィーク(北京ONE国际表演艺术周) が開催中です。パフォーマンスアートが中心のアート・イベントで、今年は胡同が主なテーマ。 固定したメイン会場を設けず、作品の必要に応じて…

韓寒の『後会無期』

取り急ぎご報告です。映画を選ぶ段階で選考から落ちたと思っていた韓寒の『後会無期』ですが、 その後書いてもOKとなったため、以下の号で掲載させていただきました(閲覧有料ですみません)。http://www.insightchina.jp/newscns/emag/201409/韓寒は職が国…

やっとこさ帰巣

さて、いよいよ旅も終りに。移動は焦らず、がモットー(宿命?)なので大連、北京間の列車は全行程12時間のゆっくり型。こんどは寝台がとれたので「ラッキー!」と喜んだはいいものの とれたのは「上舗」。つまり松葉づえ組にはつらい三段ベットの上段。ネッ…

青い鳥ならぬ青い魚in大連

今回の旅はハルビンを離れた途端、全般的に食事運がおもわしくない。 おとといも一日一食だったけれど、きのうもまた昼ご飯を抜いたままで大連に到着。 深夜に食べた餃子がそこそこおいしかったのが大きな救い。 めったに飲まないファンタが、五臓六腑にしみ…