北京・胡同逍遥

北京、胡同で暮らした十数年間の雑記 by 多田麻美/ Asami Tada

2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「永生羊」「新少林寺」「将愛情進行到底」「刀見笑」のレビュー

「人文北京」をめざした第一回「北京国際映画季」も、いよいよ最終日のようですね。 でも、北京の今の情況の下で「国際映画祭」なんて、実質が伴わないに決まっています。実際今年は「鑑賞、評価」より「交易、交渉」が中心だったようです。以下は最近投稿し…

オモン・ラー・ショック

期待していたペレ―ヴィンの小説『宇宙飛行士 オモン・ラー』をとうとう読了。 ペレ―ヴィンは学生時代からファンでしたが、この作品にはノックアウトされました。 悲壮な決意を抱かされて宇宙に行った青年の末路とは? 彼がたどり着いた月の裏側とは? まさに…

駆け足下町めぐり

地震をめぐっていろいろと考えたこと、はまたこの次にして、今回はこの前の東京での新発見について。宿はいつも下町を選ぶのですが、今回は相棒もいたので、木場の安いツインを予約。時期が時期だったのと、場所が液状化現象の起きた所に近かったためか、ホ…

hand to hand

友人のアーティスト、井上玲さんの発案です。 「緊迫感」を出したかったけど、準備不足でごめんなさい。相棒は自己ブログがないので、一緒に撮りました。 北京が依存しているのは主に火力発電らしい。だから、 あんたは北京に住んでいるからそんなこと言える…

ご近所のあたたかさ

やっとのことでビザを入手して帰国! の翌日が何と大地震。 実家に被害はなく、滞在中の苦労も被災地区の方々のそれを思えば無いに等しいものですが、やはり冷や汗しきりでした。なぜなら、帰国は成田インで、しかも本来は大地震当日の飛行機で帰るつもりだ…