北京・胡同逍遥

北京、胡同で暮らした十数年間の雑記 by 多田麻美/ Asami Tada

「永生羊」「新少林寺」「将愛情進行到底」「刀見笑」のレビュー

「人文北京」をめざした第一回「北京国際映画季」も、いよいよ最終日のようですね。
でも、北京の今の情況の下で「国際映画祭」なんて、実質が伴わないに決まっています。実際今年は「鑑賞、評価」より「交易、交渉」が中心だったようです。

以下は最近投稿した新作中国映画をめぐる拙文です。毎回、「どの映画なら日本でも公開されるかな〜」と迷いながら書いてきましたが、今後は「この映画をぜひ日本でも公開してくれ!」という意気込みで書くことにしました。もっとも、残念ながら制約があって「中国で公開された映画(私が北京で観ることができた映画)」の範囲からしか選べませんが・・・。

カザフ族の物語「永生羊」
http://www.insightchina.jp/newscns/2011/02/21/14488/
「少林寺」の新バージョン
http://www.insightchina.jp/newscns/2011/03/07/15625/
一世を風靡した青春ドラマの映画版、「将愛情進行到底」
http://www.insightchina.jp/newscns/2011/04/04/18071/
CM界の鬼才が映画に初挑戦、「刀見笑」
http://www.insightchina.jp/newscns/2011/04/18/19378/

本当は、李玉監督の「観音山」がずば抜けて完成度が高かったのですが、四川の大震災との関わりが深い作品のため、時期的にふさわしくない、ということで紹介は諦めました。