うちの大雑院には、オリンピックの時も淘汰されなかったらしい、たくましい猫たちが3匹ほど住んでいる。家に帰るとき、住民には会わなくても、猫にはたいてい会うと言っていいほど。最近はうちの屋根の上が彼らの主要通路となっているらしく、頭の上でやたら…

この順番で映画を観たのが、よかったのかどうかわからない。イギリス初の女性首相、サッチャー、そしてまだまだ女性作家そのものが少なかった民国期に、純粋に原稿料だけで自立して生活した、中国初の職業女性作家ともいわれる蕭紅。この二人の生涯をそれぞ…

国学ブームについては、ある程度理解しているつもりでしたが、昨年12月に訪れた蘇州の私塾、「復興学院」の存在には、驚きました。私塾といっても、今の基準で言えば立派な学校です。「卒業生」も出しています。四書五経で人の道を学び、 琴棋書画で教養を高…

昨日記事を書いたばかりの爆肚任、1月上旬に食べに行った時のことを書いたのですが、 拙文を読んで下さった方から貴重な情報が入り、 先月すでに取り壊されているのを見た、とのことです。確認次第、またアップしますが、何ともやりきれません。 まさに一切…

先回記した、鼓楼周辺の老舗ですが、 一番鼓楼と結びついている老舗といえば、やはりここ、「爆肚任」。 以前は、大音量で京劇の音楽を流していたという記憶があるのですが、ここ数年はおとなしくなっています。一月頭、無くなってしまうのでは？とヒヤヒヤ…

今日は日中、Facebookから完全にシャットアウトされました。Googleでの検索もできなくなりました。 現在は回復しましたが。理不尽な検閲と広告至上主義がなくなったら、私だって中国の検索エンジン、「百度」をちゃんと使うのに。 こういう形で「百度」を押…

足の調子が悪くなり、人の面倒より自分の面倒を見なくてはならなくなったので、2週間の滞在予定を3日早め、北京に戻ってきました。最初に行った病院では入院での治療を強く勧められましたが、今日行った病院では、「入院するかどうかはどうでもいい。まずは…

私は帰国＆月嫂（育児ヘルパー）修行中なので行けないのですが、 ふと気付くと、現在、北京の百老匯電影中心でカルト映画祭が開催中のようですね。中国の映画ファンの層や好みの厚さと、中国で公式に上映される映画の範囲のギャップはいまだ激しいですが、い…

美術情報のサイト、ART SCAPEに、興味深い展覧会をめぐる拙文が掲載されました。http://artscape.jp/focus/10078442_1635.htmlこの展覧会は、けっこう「中国の今」が映し出されている展覧会だと思います。現代アートのみならず、現在の中国の時勢に関心があ…