北京・胡同逍遥

北京、胡同で暮らした十数年間の雑記 by 多田麻美/ Asami Tada

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

春節の明かりいろいろ

ここ数年はずっとそうなのだが、 今年も北京で春節を迎えることに。 というわけで、毎年恒例の鼓楼、鐘楼見物。 人が少ない旧年内にお寺参りも。 やっぱり、お寺は気持ちが静まるなあ、と思っていたら、これを見て目が点に。 薬師大師さまが「女が男に転ずる…

茹でねばできぬ、ラーメンも

人生、なせばなる。 何事も諦めちゃいけない。相棒の誕生日に長寿麺(誕生日に食べる長い麺)を作っていた時、 まだ生煮えの時に、プロパンガスが切れた。 なんでよりによって今切れるんだ!と憮然とするも、3分くらい頭が真っ白になった後、 負けてはならぬ…

朝日新聞の美術欄に、「借用と変革」展

ちょっと仕事が立て込んでいるので、短いご報告で恐縮ですが、 今日の朝日新聞夕刊の美術欄に投稿しました。 (東アジアの窓)中国画の発展と日本留学戦前の日本画が中国からの美術留学生に与えた影響をめぐる展覧会 「借用と変革」展の紹介です。 場所は深…

2010年に中央公論新社から出させていただいた拙訳の『乾隆帝の幻玉 老北京骨董異聞』 胡同作家、劉一達さんの代表作で、私個人もとても思い入れのある本なのですが、 残念ながら出版から7年が経ったこともあり、まもなく絶版だそうです。乾隆帝の幻玉 老北京…

昨日から日本でも公開中のロウ・イエ監督の『ブラインド・マッサージ』について、 本とは違う角度から、紹介してみました(数日中に若干、訂正が入る可能性がありますが、大意は変わりません)。webDICE骰子の眼 2017年1月12日掲載

毎日新聞に紹介

1月4日付の毎日新聞のブックウォッチングに拙著の紹介が掲載されました。本の内容が分かりやすく伝わり、ありがたいですし、励まされます。 http://mainichi.jp/articles/20170104/ddm/015/070/027000c

鳴かない青い鳥

しつこく、また水笛のお話。楽器の文化には洋の東西でつながっているものが多いですが、 この水笛もしかりで、 以前訪れたハバロフスクでもロシア人のおじさんが、 プラスチック製のものを路傍で売っていました。どうみても工場で大量生産されたものっぽいの…

暇ではないのに、暇人っぽい新年のご挨拶

我が家の鳥グッズに出演をお願いし、お遊び版、新年のごあいさつ。YouTubeで、すみません。 このブログの制約で、ビデオはこちらにしか貼れないようです。実は、今現在は私自身もYoutubeは見られないので、 このリンクが開くかどうかも確かめようがなく、恐…

別れと出会い

しばらくぶりの北京で気付いた、「消失」と「出現」。「消えていたもの」 最寄りの日系スーパー。2週間前に店じまいしたとのこと。期待していたお正月用の食材が手に入らず、がっかり。「増えていたもの」 自転車マーク。自動車が路駐し放題の胡同に、自転車…

年明けましておめでとうございます。 北京は勢い抜群です。 空気の汚染度を示す指数が一時期600を越え、インターネットの規制も超強力で、 視界もネットも見通しがきかない年明けとなりました。ちなみに、この写真に写っているのは、 昨年の春節明けに、西安…