北京・胡同逍遥

北京、胡同で暮らした十数年間の雑記 by 多田麻美/ Asami Tada

文化財

「まいにち中国語」の口絵&巻末エッセイ、本年度最終回は「青竜節」

遅すぎるお知らせとなってしまいますが、NHKラジオ「まいにち中国語」のテキストの巻頭口絵と巻末エッセイ、昨年4月から『"节”で楽しむ一年の節目』というタイトルで投稿させていただいていましたが、今月が最終回です。エッセイは試し読みができず、恐縮で…

古鎮・老街 補記6 つかの間の再会-広東・湛江

このたび亜紀書房より出版された拙著『中国 古鎮をめぐり、老街をあるく』の補記、その5です。 古鎮・老街 補記6 つかの間の再会-広東・湛江

北海道新聞に書評

お手数おかけして、恐縮ですが、以下のブログでご覧いただければ幸いです。 https://lecok.hatenablog.com/entry/2019/12/27/021120

古鎮・老街 補記4 聖なる古樹の村-広西・黄山編

このたび亜紀書房より出版された拙著『中国 古鎮をめぐり、老街をあるく』の補記、その4です。 古鎮・老街 補記4 聖なる古樹の村-広西・黄山編

毎日新聞に書評掲載

11月10日付の毎日新聞に、拙著の書評が掲載されたようです。無料版はさわりだけとなりますが、簡潔にまとめてありながら、丁寧に読んでくださったのが伝わってきて、たいへんありがたいです。 mainichi.jp

『中国 古鎮をめぐり、老街をあるく』 補記その3

お手数ですが、こちらをご覧ください。 古鎮・老街 補記3 聖なる古樹の村-北京密雲編

書評掲載

今日10月26日の朝日新聞に、『中国 古鎮をめぐり、老街をあるく』の書評が掲載されたようです。 評者は出口治明さんです。 https://book.asahi.com/article/12825103 変わらないことは、難しいとタイトルにありますが、私は変わることの良し悪しより、変わり…

『中国 古鎮をめぐり、老街をあるく』 補記その2

こちらのブログをご覧ください。 古鎮・老街 補記2 広州の漢方市場 https://lecok.hatenablog.com/entry/2019/10/19/004217

『小説導熱体』に達智橋胡同をめぐるエッセイ

現代の中国文学を紹介する雑誌『小説導熱体』に、北京の胡同についてのエッセイを寄稿しているのですが、 今年8月に発売された第2号には、達智橋胡同についてのエッセイが掲載されました。 達智橋胡同と清末の維新派や、老舎の小説を映画化した『我這一輩子…

『北京を知るための52章』刊行

北京についてさまざまな角度から紹介したアンソロジー、『北京を知るための52章』がこのたび、明石書店より刊行されました。 私も執筆陣の一人として、消えゆく北京の市場や、北京の水脈について書かせていただきました。 ご興味があれば手にとっていただけ…

読売新聞国際版の記事で拙著を紹介

長らく、記事の更新がないままで申し訳ありません。 先月末、読売新聞の国際版に拙著、『老北京の胡同』をめぐる記事が掲載されました。初めて胡同に住んだ頃のことは、今でもよく覚えています。 現在、胡同そのものが何本も消失するようなケースは減ってい…

シベリアの秋

紅葉色のレンガ シベリア鉄道を初体験 空の色も、陽光の色も、 空気の匂いも、新鮮なのに懐かしい

蓑と笠

ちょっと欲しかったけど、買うのを諦めたものと、 ついうっかり買ってしまったもの

旅のかけら、湖南・動物編

古鎮で出会った動物たち 古鎮のメロディを奏でているのか 主人の帰りを待っているらしい 食事時には食堂にも早変わりする安宿のロビー

このたび、ARTSCAPE フォーカス欄に以下の記事を投稿させていただきました。 【北京】『変化と規制のなかでの模索』 http://artscape.jp/focus/10136845_1635.html胡同の店というのはもともと、一つや二つ消えても、住人や常連でない限り、なかなか気づかな…

春の日壇公園

春の日壇公園を散歩。 (張全撮影) 早咲きなのか、あるいは北京の春が日本より早く来るからなのか、 すでに終わりが近い様子。 プレートを見ると、1972年に日本から送られた桜らしい。 その奥には、童謡そのままのチューリップ畑 まだつぼみも目立つけれど…

NHKラジオ中国語講座のテキストで担当させていただいている口絵と巻末エッセイ、今年度のテーマは「老街古道」です。 中国語を勉強されている方はもちろん、道に興味がある方、旅が好きな方、旅した気分になりたい方などいらっしゃいましたら、 手に取ってい…

年明けましておめでとうございます。 北京は勢い抜群です。 空気の汚染度を示す指数が一時期600を越え、インターネットの規制も超強力で、 視界もネットも見通しがきかない年明けとなりました。ちなみに、この写真に写っているのは、 昨年の春節明けに、西安…

丁未堂さんの『万物説』展と胡同の虹と四合院の図書館

先々回、ご紹介した北京デザインウィークの催し。 実は、798やら前門の一帯やらのあちこちで関連する展覧会が開かれていたのですが、前門の胡同では、身近な感じのする、温か味のある展示が光っていました。まずは、茶児胡同で開かれた版画作家の丁未堂さん…

ARTSCAPE9月1日号フォーカス 『記録・再構成される土着性』

今ちょっと、お尻に火がついているので、簡単な紹介ですみません。最近のいくつかの展覧会を通じ、土着性と現代アートの関係を自分なりに追ってみました。ARTSCAPE・フォーカス『記録・再構成される土着性』 http://artscape.jp/focus/10126674_1635.html文…

ほとんど遊べなかったこの夏もいよいよ終盤が目の前。 山とか草原に避暑に行きたかったけど、まったく時間なし。 遊べなかったから、名残惜しさもないぞ! というのはもちろん強がりで、 やっぱ、ちょっとくらいは名残惜しがりたいかも。NHKラジオ『まいにち…

昨日もまた、楽しい胡同会。河合さん、松嶋さんの企画で、前門の東南の一帯を散策。 このエリアは、私にとっては古巣があり、その後も繰り返し訪れた、 本来、とても親しみ深い場所。でも、再開発による変化がとんでもなく大きいので、今は複雑な気分になる…

寒の戻りなんて生易しいものじゃありません。 ここ数週間、中国におけるインターネットの規制は、 春の砂嵐、または視界のまったくきかない大シケです。ちょっと調べ物をしようにも、開けないサイトが多すぎて、面倒なことこの上ない。 中国の学者さんや情報…

ARTSCAPE 3月号 FOCUS およびその他の投稿

最近、中国のネット環境は大荒れですが、 リアルの世界では、素敵な人や興味深い作品、そしてプロジェクトにたくさん出会う機会がありました。 その一端をご紹介したのが以下の記事です。マクロに捉えた終末と未来 http://artscape.jp/focus/10120394_1635.h…

ガラガラの胡同とギュウギュウの廟会

春節が過ぎ、本格的なサル年到来。 この時期はふだん、人の波にもまれている古都北京が ほっと一息をつく瞬間のような気がして、 嫌いではないのだけれど、少し残念なのは、春節の胡同の「ガラガラ度」が ますます顕著になっている気がすること。今は胡同の…

明けましておめでとうございます お陰さまで、今年の元旦は昆曲の大家、張毓文先生の舞台生活60周年を祝う舞台を鑑賞するという、素晴らしい体験をすることができました。しかも舞台では、日本のお弟子さんが何人も、腕を披露。 そのほとんどが、北京留学中…

まさに「待っていました」というべき、すばらしい特集です。 http://www.aij.or.jp/jpn/touron/top.html拙文も注で引用されていて、ありがたいです。四合院、とくに大雑院の改修に関わるさい、既成のイメージに囚われない、外国人ならではのメリットは大きい…

もろもろ事情があり、更新が遅くなってしまってすみません。荒削りながら、梁啓超、梁思成父子の故居について、続きを書いてみました。 http://www.shukousha.com/column/tada/4337/梁思成と日本とのつながり、とりわけ彼が抱いたであろう日本の文化財への思…

人民網の「在中日本人の記録番組 中国と共に生きる」というコーナーで、岩崎元地さんが私たちと胡同との関わりを取材してくださいました。 http://j.people.com.cn/n/2015/0722/c94473-8924152.html胡同会が動画で紹介されるのは初めてかと思います。 会員の…

二刷における訂正

実はもうだいぶ前になるのですが、拙著『老北京の胡同』の二刷を出すことができました。 二刷を出す前に、もう一度丁寧に読んで見たところ、 訂正すべき点があることに気付きました。 二刷にはすでに訂正が入っていますが、 初版本を買ってくださった方には…