北京・胡同逍遥

北京、胡同で暮らした十数年間の雑記 by 多田麻美/ Asami Tada

猛ダッシュおばあちゃん

今日、楽しみにしていた自著の見本が自宅に届きました。
明日から日本の書店にも並ぶそうです。
プロモーションの期間の発言はしばらく大人しめにしようと思うので(できるか?)、今の内に初夢のお話を。

今年初めての夢は、近所の、歩くのもやっとのはずの高齢のおばあちゃんが、遠くから猛烈な勢いで走ってくる夢でした。ぶつかるーっと感じ、「ぎゃあ〜」と叫んだところを相棒に起こされました。

「すごい悪夢みたいだったから、止めてあげなくちゃと思って」と。

正確には悪夢じゃなかったけど、猛ダッシュするおばあちゃんって何の暗示だろう?
死ぬまで全力をつくせ、という天からのお達しでしょうか。
でも、人に危害を与えてはいけないような……。