アムール川の夕陽
ハバロフスク滞在の最終日に見た夕陽。
前に広がるのはかつてチェーホフも惚れ込んだというアムール川。
最近の極東の動きを追っていると、
どうしてもどこか予兆的に見える風景です。
景色は優美ですが、実際はこの時、私は蚊の群れに追われていました。
三連発で腕を叩くと三匹蚊がつかまり、気づくと指の間にも
一匹逃げ遅れたのがはさまっている、といった調子。
でも蚊を駆除する薬が一斉にまかれるよりはましかも。
以前、中国南方のとある名所の湖畔を歩いていた時、
ぜったい蚊がいておかしくないのに、まったく蚊に刺されないので
怖くなったことがあります。
もちろん、だからといって、ロシアの社会が蚊にも優しくなれるくらい平和だ、
と言うつもりはないのですが。