鐘鼓楼周辺の破壊的プロジェクトについて
先回、ご紹介した鐘鼓楼広場のプロジェクトですが、
その急襲ぶりには、反射神経のにぶい私も、さすが居ても立ってもいられなくなり、
徹夜して一本書きました。
http://www.shukousha.com/column/tada/1955/
まだ若干、校正が反映されていない個所もありますが、意味は変わりません。それにしても、長いですね。ごめんなさい。これでも、まるまる一章分、内容を削ったんですが。
何をおいても、一番ショックなのは、具体的なプランがないまま、実施だけは強行されてしまったこと。
これは、前門周辺で以前行われた巨大取り壊しプロジェクトの失敗に、何も学んでいないことを意味します。学んだのは住民を追い出す技だけってとこでしょうか。
かくいう私も、安穏とはしていられません。今日の新聞では、紫禁城芸術センターなるものが北京に建設されようとしており、我が家からほど近い隆福寺が有力候補になっているのだとか。もしここが観光の目玉になってしまったら……冬なのに怪談話並みにぞっとする話です。