北京・胡同逍遥

北京、胡同で暮らした十数年間の雑記 by 多田麻美/ Asami Tada

北京のこの夏のパフォーマンスより

一つの部屋をいろんな作家が粘土のようにこねくり回すパフォーマンス。
出勤族でもないのに、同じ場所、同じ格好で1時間ごとにタイムカードを1年間打ち続けるパフォーマンス。
裸で夜の街を走ったり、犬の糞で文字を書いたり、洗面所に「交流」させたりするパフォーマンス。
そんな、一見ばかばかしいけど、何だか考えさせられる北京でのこの夏のパフォーマンスをめぐる拙稿です。
http://www.shukousha.com/column/tada/2447/

ちなみに、先回の記事に関連することだけれど、昨晩CCTVの映画チャンネルで流されていた映画は、「陰謀のスプレマシー」。CIAの捜査員が、ある機密情報を手に入れた途端、命を狙われ、逃走し続けなければならなくなる話。そして、一番の悪役は、ひたすら金儲けのため、こっそり他国の武装勢力に武器を密輸するアメリカの商人。

この映画を、スノーデン氏とシリアへの武器提供の問題がセンシティブな今に流すって、やっぱり偶然ではない気がするんですが、考えすぎでしょうか。