北京をめぐる私見
先日、ここしばらく感じていたことについて
つらつらっと書いたものが、集広舎のコラムで掲載されました。
http://www.shukousha.com/column/tada/3198/
日本での報道にばかり接していると、日本の人が有名作家のサイン会などに行く気軽さで、北京の人も文学や芸術や社会問題などをめぐる集まりに顔を出していることが、あまり想像できないのではないでしょうか。
そういった活動を支えているのは、往々にして経済的に苦しくても、ひたすら理想に向かって邁進している、奇特な人たち。
これまで、彼らの姿を日本に伝えたい、と強く願ってきましたが、それが最近、どんどんと難しくなっています。
相手を応援したくて一生懸命やっても、逆効果になることもある。
「必死に地道な活動を続けている人たちを支えるために一番大切なことは何か」を頭をしぼって考える毎日です。
現在、中国についてへたな書き方をして日本に発信すれば、その内容はいとも簡単にねじまげられ、誤解され、往々にして利害関係がある者たちによってで意図せぬ形で利用されてしまう。
北京でインディペンデントでものを書くのはほんとうに難しいです。
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