正直者のおばさん
実は私はあんまりスーパーに行く方ではない。
野菜は十字花蔬菜社の友人たちが作っている有機野菜を毎週届けてもらっているし、すぐ近くの胡同にも大きな野菜市場が2つある。肉はそもそもあんまり頻繁に買わない。
だが先日、どうしても必要な調味料があったので、スーパーに行ってレジに並んだ。前にいたおばさんが、親切に醤油や酢の入った私の買い物かごを運んでくれる。
「本当はね、体が不便な人とかの買い物をいろいろと手伝ってあげたいのよ。でもね、うちの家族が、反対するの。今の世の中は親切が裏目に出て損する人が多いから、って」。
「ほんと、困ったもんですよね」
そんな会話を交わした後、話題はなぜか年齢に。
「あなた何歳?」
「当ててみてくださいよ」
「うーん、分からないけど、少なくとも××歳はいっているわね」
その××歳とは、私の実年齢+15歳だった。
「ひゃあーひどい。私まだそんなにいってないですよ」
おばさんは、悪びれるそぶりもなく、
「だって目の皴が寄っているから〜」
とこの上なく正直な事をおっしゃる。
その後、私はしばらくショック症状に襲われたが、やがて決意した。
外見が老けてしまったのは、きっと睡眠不足とか、カフェイン取りすぎとか、とにかく相対的に生活リズムが不規則だからだ!!
というわけで、今日からちょっとだけ早寝をめざします。
おやすみなさい。