北京・胡同逍遥

北京、胡同で暮らした十数年間の雑記 by 多田麻美/ Asami Tada

鑑真号、奈良、桜、古寺、旅したお坊さん

ここ数日、旅をしていました。

まず鑑真号で神戸港へ。
阿倍野ハルカス27階の社員食堂(本当は部外者禁制)で旧友とランチを楽しんだ後、
奈良へ。

この像、結構好き。
宿でチェックインした後、奈良公園へ。この日は二月堂で日没を眺めて終わり。

まったりしすぎてしまったせいで、その後、ショルダーバッグを二月堂に忘れたまま下山してしまい、大慌て。後で見つかってほっとする。

翌日、ふたたび奈良公園へ。これは、女の子が鹿に気づいて驚く1秒前

奈良公園の鹿は見られたがり、だと思う。けっこう人の視線が集まるところにいる。
夕方には道を照らすライトの下にいたりした。

大仏殿はやっぱり大きかった。一年で唯一、修学旅行生がぜったいにいない時期に訪れられたのは幸運だったかも。

佐保川沿いの桜並木。

桜を日本で観たのは恐らく15年以上ぶり。さすがにまばゆい。

「花見」より「春遊」とか「踏青」という言葉がつい浮かんでしまう自分にあきれる。

なんかピカピカになっていた薬師寺。次の目的地と合わせれば、意図せずして、旅したお坊さんめぐりに。
ちゃっかり自分たちの旅の安全も祈る。

鑑真号で来たからには欠かせない唐招提寺。でも、閉門すれすれに入ったため、鑑真和尚の像(身代り像のレプリカ)は呆れて引っこんでいた。
レンタル自転車もここでパンクし、途方に暮れる。
結局、夫だけ自転車で奈良駅まで戻り、私はローカルバスで宿へ。これはこれで面白かった。
しかし、奈良ってさすが。外を見ると、普通の田舎っぽい風景でも、バス停には「三条大宮」とか、やんごとなき名前がついていたりする。