北京・胡同逍遥

北京、胡同で暮らした十数年間の雑記 by 多田麻美/ Asami Tada

鐘鼓楼周辺の今

今年の頭、何度かこのブログでも言及した鐘鼓楼周辺の破壊的プロジェクト。
http://d.hatena.ne.jp/lecok/20130117
http://d.hatena.ne.jp/lecok/20130121/1358800092
その後、市民の反対でその歩みは止まったか、少なくとも、かなり減速したもよう。
10月のある夕方に通った時は、かつてほどではないまでも、ある程度の人の気配が。

ただ、意味の良く分からない鉄板の壁が延々と続いていて、
付近の住民は地下鉄工事のためじゃないか、と言ったりしていますが、
どうも意味不明。





(写真/張全)

すでに取り壊された家の敷地の目隠し用は別として、鼓楼と鐘楼の間の広場を囲っているものはホント謎です。
広々とした空間をわざわざ狭苦しくして、
「とにかく俺たちは何かやるんだ、ここで!」
と空威張りしているのでしょうか?

私が見たからってどうなるとも思えませんが、目を離すとさらに危険なので、気を緩めず見守って行こうと思います。