北京・胡同逍遥

北京、胡同で暮らした十数年間の雑記 by 多田麻美/ Asami Tada

「謎」が守った聖なる文字

人にも文化財にも「運」は大事。

北京の小敦煌とも呼ばれる法海寺。
その貴重な明代の壁画を最終的に守ったのは堂内の闇だ、という説がありますが、

一方のこちらは「謎」が文化財を守った例。
私も偶然知った、岩の上の神秘的な文字にまつわるお話をまとめてみました。
http://www.shukousha.com/column/tada/2523/

それにしても、この石刻の謎、考え出すとほんと妄想が膨らんで危うい。
謎の文字の呪縛力、あなどれません。