北京・胡同逍遥

北京、胡同で暮らした十数年間の雑記 by 多田麻美/ Asami Tada

長らく更新を怠ってしまい、すみません。
1か月にわたる長旅から戻ってきました。

写真は大阪での最後の1日。

重い荷物を運んでくれた相棒へのねぎらいを兼ねて、最後の半日はヨドバシ三昧。
でも、ほぼウィンドーショッピング。

さすが商魂の街。看板もポイントを押さえまくり。
でも、こんなにあったら、買う方は相当迷うだろうな……。

宿に向かう途中で見かけた、泥棒目線の警告。
字余りなのがちょっぴり残念。

早朝の大阪港周辺。相棒はこの後、ジョギングで体力づくり。

そしていよいよ

国際フェリー乗り場のゲートをくぐると、そこはもう中国だった……。

いつもながら、中国人乗客のほとんどは研修生。
今回乗っていたのは、造船会社の研修生ということなので、フェリーに乗るのも研修の一環なのかな?

彼らの日本での苦労話が耳に入る。
同室の日本占領時代に生まれたという台湾の方も、二つの国の狭間でかなり苦労をされたとのこと。
心中、同情の涙がほろり。

何はともあれ、今年は鑑真号就航30周年。
この看板も30年は使っているのかも。

日本人の乗客の方々も、相変わらず個性派揃いで、夜は旧式のカラオケバーで、研修生たちといっしょに盛り上がる。

新しい変化もないわけではなく、
売店では、前回はなかった「鑑真号タオル」を発見。
鑑真号は「商売っ気のなさ」が面白さでもあったので、ちょっぴり複雑な気持ち。
でも、鑑真号キーホルダーとかできたら……やっぱり買っちゃうかも。

学生時代も含めると、旧鑑真号も含め、鑑真号には10回近く乗っているはずだけれど、今回ほど海がおだやかだったのは初めて。

こちらは瀬戸大橋。

こちらは関門橋。

ここで、今回お世話になった大分の親戚たちに手を振る(電話で聞くと、いとこたちも振ってくれたらしい)。

外海に出ても、揺れたのは夜くらい。
おかげで、ほとんど船酔いしなかったので、
パソコンでの仕事は進んだけれど、
食堂での食費はかさんだ(涙)。