北京・胡同逍遥

北京、胡同で暮らした十数年間の雑記 by 多田麻美/ Asami Tada

ごぶさたしていてごめんなさい。まだちょっと落ち着かないので、今日は幕間のコント。


ある日、重いものを背負った「まんねん日本語勉強中」の相棒。急に
重いー
重あーる
重さーん
重すーと言い始めた。


一、二、三、四は中国語でいー、あーる、さん、すー。
でもこれを形容詞と結びつけて、
重さを等級づけするという発想は斬新。
確かに「重すー」は「重いー」よりずっと重そうだ。


私がオオウケしながら、マックスは「重じうー(九)」だよね、と言ったら、
シメは
「重しー(十)」ろいだって。
やられた。