北京・胡同逍遥

北京、胡同で暮らした十数年間の雑記 by 多田麻美/ Asami Tada

瀋陽での旅をめぐる記事&金融史のお勉強

この夏の瀋陽旅行をめぐる記事がアップされました。
http://www.shukousha.com/column/tada/3551/
旧満州国の都市をめぐるというのは、長年、積み残していた課題の一つ。
まだまだ入り口に立っただけですが、これからもあれこれ調べてみたいです。

瀋陽はいろんな複雑な思いを誘った街でしたが、
街の歴史を語るさまざまな断片の中でも、
ユニークさでダントツ一位だったのは金融博物館。
というわけで、記事でも言及した入り口のホールの人形たちの写真を
しつこくまた貼り付けさせていただきます。

例えば、某大先輩に似ていると思われてしかたない、この方。

この二人も何だかなごみました。

給料日なのかな、なんか嬉しそう。

警備員(いや軍人さん?)に捕まってます。どんな悪いことを?

足を組ませたりして、芸が細かい


ちなみに、地下の財神が祀られた部屋のコテコテぶりも強烈でした。


よく中国のお店に神格化された関羽の像を祀っているようなノリなのでしょうが、
床も前後左右もすべて巨大な通宝のオブジェなので、こんなとこで拝んだら、まさに拝金主義の権化。
私はもちろん、相棒も大いに受けていました。
この「やりすぎ感」、狙ってやっているとしたら、
ある意味、すごい。
やっぱり瀋陽、目が離せません。