北京・胡同逍遥

北京、胡同で暮らした十数年間の雑記 by 多田麻美/ Asami Tada

中国語テキストの口絵&エッセイの連載開始 テーマはウルトラ級趣味人

お知らせが遅くなりましたが、

NHKラジオ講座『まいにち中国語』
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000009437042016.html

の巻頭の口絵と巻末エッセイ、
この4月から新しいテーマで連載が始まりました。

今回のテーマは“玩儿家 wanerjia”。
北京方言のこの言葉を一語で訳すのは難しいですが、
簡単に言えば、
「ある趣味が好きでたまらなくて、のめり込んでしまった人」
または
「玄人はだしの愛好家」
といったところでしょうか。

4月号でご紹介したのは、おもに庶民文化に関わる古道具“老物件”を収集している古道具コレクターの宋振忠さんです。

昨年の古鎮特集も、中国のあちこちに行けて面白かったですが、
現在準備しているこのシリーズも、取材が楽しくてたまりません。

というわけで、
中国語を学んでいる方だけでなく、
遊ぶのが大好きな方、
誰かが遊んでいるのをみると何だか嬉しくなる方、
そして
お隣の国ではどんな趣味に人気があるのか気になる方、
などなど、
ご興味があれば、手に取っていただけると幸いです。

以下は、今回ご紹介した古道具コレクター宋振忠さんのコレクションの一部です。この写真を撮ったのは筆者ですが、テキストの口絵では相棒張全が写真を担当しています。



湯たんぽもあります。
我が家の湯たんぽも、いつかこんな渋い色合いになるのかと思うと、今から楽しみです。