北京・胡同逍遥

北京、胡同で暮らした十数年間の雑記 by 多田麻美/ Asami Tada

アート

アートと空間の関係、および「ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪」

またまた有料で恐縮ですが、インサイト・チャイナ電子雑誌版の8月号でおすすめの映画を紹介させていただきました。 今回は娯楽大作で、ちょうど今日から日本でも公開される、ツイ・ハークの『ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪(原題:「狄仁傑之神都竜…

『しあわせな日々』の余韻

あぶない、あぶない。 うっかりしている間に、 第五回北京南鑼鼓巷パフォーミングアーツフェスティバルが後半戦に突入していた。スケジュールはこちら(中国語と英語)↓ http://penghaotheatre.com/pafschedule/これは見ておかなくては、と今晩あわてて駆け…

ちょっぴり分かった気持ち

以前、相棒もお世話になったカフェバーShala(建外SOHO西区17号地下一階)で現在、書道のグループ展「第三回翠林会書展」が開かれているというので、行ってみた(会期は7/31まで、日曜休み)。 みどりさんの作品、「逢」私は書道に関してはずぶの素人なのだ…

北京は自由なのか

先日、798と黒橋芸術区に行った。 たまたまだが、一日の内に、現代アートつながり、という以外はいろんな立場で北京に住んでいる(または住んでいた)外国人たちの声を聴くことができた。個別に話を聴いたのに、驚いたのは、オランダ人も、フランス人も、イ…

ユーラ・スーパー&陳澄波の作品展

おととい、1カ月半にわたる缶詰生活を終え、何とか正常な生活に復帰。 禁酒も解禁しようとしたら、何とお気に入りのチーズがカビだらけ。私の住んでいる二環路内はチーズがまともに買えるスーパーがあまりないので、これは結構つらい。 こちら 安徽省産ウォ…

展覧会の紹介記事&相棒がやっぱり老北京だと思う一瞬

張全の個展にすでにご来場いただいたみなさん、ありがとうございます! 次の展示との関係もあって、絶賛延期中?です。お陰さまで、展示の内容が、人民網のブログで紹介されました。 http://blog.j.people.com.cn/?p=524 こういうブログができたんですね。取…

佐渡多真子さんの写真展「你去哪儿?」

昨日、やっとTAMで開かれている写真家佐渡多真子さんの個展を拝見する機会に恵まれました。ロバの表情の豊かさもすばらしかったですが、ウイグルの風を感じる臨場感に、つい1994年のウイグルでの一人旅を思い出しました。当時私は、ロバ車に揺られながら、御…

空間「楽漁樵」と清水恵美さんの個展

最近、中国では「小而精(小さくても精緻に)」を追い求める動きが流行っているという。今はもう、スケールやサイズの大きさを求める時代ではない。小さくても精緻なもの、気遣いや思い入れの行き届いたものを大事にしよう。そんな志向が中国の一部の人々の…

個展裏話 胡同の七つの味

今回の展覧会のタイトルを決めていた時のこと。相棒が「チーウェイとチーウェイ、どっちにしようかな〜」と悶々としているので、 「何迷っているの?」と聞いたら、 「胡同の後を気味(チーウェイ)にしようかな、七味(チーウェイ)にしようかな?」とのこ…

カフェバー「Shala」にて写真展「胡同気味(胡同の匂い)」を開催

いつも一緒に仕事をしている相棒で夫の張全が、 建外SOHO西区にあるおいしくておしゃれなカフェバー「Shala」(沙羅珈琲)で2月21日よりミニ写真展を開きます。 北京にいらっしゃる方でお時間とご興味のある方はぜひご覧ください。以下がお知らせと行き方で…

明日の朝日新聞夕刊「海外通信」に拙稿掲載

明日(29日)の朝日新聞の夕刊の「海外通信」欄に北京の現代アートと伝統芸術に関する拙稿が掲載される予定です。事情があって、先回の投稿からだいぶ時間が空いてしまいましたが、興味のある方はご覧いただけると幸いです。ネット版で見られるかな?と探し…

マルチチュード芸術賞

この時間に言ってもちょっと遅いんですが、今日の朝日新聞の夕刊「海外通信」欄に、マルチチュード芸術賞をめぐる拙文が掲載されているかと思います。アジア全域を範囲とした初の芸術賞という、面白い試みについてです。ご興味があれば、ぜひご覧下さい。補…